昔、お風呂を沸かすときはお湯張りを人間の手によって行う必要がありました。
しかし現在のガス給湯器はお湯張りから追い焚き、保温まで自動で行ってくれます。
今後、ガス給湯器が故障して修理できない場合、そのようなタイプに交換することになるでしょう。
ガス給湯器は大きく分けて2種類あり、オートタイプとフルオートタイプのものがあります。
オートタイプのものはボタンを押すだけでお湯張り・追い焚き・保温を自動で行ってくれます。
フルオートタイプは、オートタイプの機能に加え、自動足し湯機能と自動沸き上げ機能、さらに追い焚き配管自動洗浄機能が存在します。
自動足し湯機能とは、かけ湯などで浴槽内のお湯が減ったとき、自動で元の量までお湯を増やしてくれる機能です。
自動沸き上げ機能とは、人間の入浴を検知して自動で沸き上げてくれる機能です。
特に冬場はお湯がぬるくなりやすいので、この機能が有効に働きます。
追い焚き配管の自動洗浄機能は、お湯を流した後配管内の汚れ等を自動で洗い流してくれるもので、毎日清潔な状態で入浴することができます。
機能が多い分フルオートタイプの方が値段が1万円ほど高いので、それも考慮に入れてどちらのタイプにするか選択すべきです。
また値段はガス給湯器の給湯能力、いわゆる号数によっても変わります。
また、風呂釜やバランス釜をお使いの方は、キッチンに小型瞬間湯沸かし器が取り付けられていることが多いのではないでしょうか。
瞬間湯沸かし器には元止め式を先止め式があり、メーカー別でサイズや設置に関わる部品なども異なります。
給湯器にも言えることですが、安易にネットで本体だけ購入しても、いざ取り付けができない商品だったというトラブルが多発しているので注意が必要です。
ガス給湯器や湯沸し器を交換する場合には、業者の方と相談してご家庭の構成人数、規模に応じた号数を選びましょう。